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田村泰次郎年譜抄

 

昭和23年以降の著書で、図書目録著書の部と重複する図書に関しては割愛した
〔・:初出作品名 、○:書名〕

 

明治44年 1911

三重県四日市市東富田宮町に父左衛士、母明世の次男として生まれた。
本籍地は徴兵検査まで高知県であった。父は高知の人で、明治32年から大正12年まで旧制富田中学校の校長であった。

 

昭和4年 1929 18歳

3月、県立富田中学卒業 中学時代は剣道部主将であった。
4月、第二早稲田高等学院に入学。河田誠一と知り合い文学活動に入る。
又、早稲田演劇研究会に所属、当時傾きかけていた新国劇を一年ほど応援出演す。

 

昭和5年 1930 19歳

河田等と同人誌「東京派」を創刊。
東京派同人
秋田滋・大島博光等
大学祭仏語科の出し物に菊地寛作「入れ札」を上演し、国定忠治を演ず。

12月
・挑戦東京派1
・意識の流れ統制論東京派2
・戦争来東京派2
 

昭和6年 1931 20歳

早稲田大学仏文科入学
中河与一の「新科学的文芸」に井上友一郎とともに迎えられる。

4月
・神話主義の面貌及ぴその方法論詩と詩論11
・露西亜演劇の生命(共訳)新文学研究2
・文学東京派
・仏蘭西の新しい雑誌東京派
5月
・悪今日の文学
6月
・新しきグルウプの精神と行動-東京派のマニエエル詩と詩論12号
・私は推薦する近代生活
7月
・ジョイスの対象と方法三田文学
9月
・形態詩と詩論
・音叉今日の詩
・飢餓今日の文学
10月
・新文学の展望-ジョイスの対象と方法 WORK IN PROGERSSについて新文学研究2
12月
・小説の血路と神話主義的思考詩と詩論
・反価値の価値新科学的
・病気東京派
 

昭和7年 1932 21歳

住所 東京市淀橋区諏訪町

1月
・鉄兜の下の習性近代生活
・形態「年刊小説1932」版厚生閣書店
・無帽行季刊小説
・火酒クオータリー
2月
・成長記クオータリー
・新ロマン論新科学的
・ジュリエットの正面近代生活
・新しきロマンの出発今日の文学
3月
・新ロマン論文学
・新しい人間の姿勢-中河与一著「海路歴程」文学
4月
・松風新科学的
5月
・滝の模様ロマン
・再ぴ新ロマンとついてロマン
・赤い天幕クオータリー
・旗窓一郎新科学的
6月
・凄絶な風呂文学
・スタイルに就いて-私の手帖より文学
・光る埋葬季刊小説
7月
・今日のロマン論の意義新科学的
・羽根の話ヌウベル
・物体との格闘マダム ブランシュ
・明日のモラルとスタイル国語教育
9月
・横光利一氏の一面クオータリー
10月
・ダヴィンチ雑感新科学的
 

昭和8年 1933 22歳

5月 井上友一郎、坂ロ安吾等と同人誌「桜」創刊
「桜」同人
坂口安吾・井上友一郎・菱山修三・真杉静枝・矢田津世子・北原武夫・河田誠一・大島博光・高見沢滴江

1月
・今日のモラルの問題作品
2月
・新科学的の思ひ出新科学的
3月
・病める孔雀文学
5月
・をろち(連載)未完
・レアリズムの二つの型
・新人奮起の時今日の文学
9月
・どんな批評家が必要か文芸春秋
10月
・純文学の弱点三田文学
 

昭和9年 1934 23歳

早稲田大学仏文科卒業
卒論「ポールヴァレリーの思考に於ける能力の規約について」
この夏、吉行エイスケ(吉行淳之介父)の紹介状を持ち上海に遊ぶ。
また、「若草」「令女界」の読者大会に丹羽文雄・井上友一郎・大木惇夫・藤浦洸・鈴木信太郎・永島一朗・北村秀雄・横山隆らと講師として関西に行く。
以後このメンバーで「ストーム会」を結成し、戦後に至るまで親交を深めた。

1月
・文学再建の精神
・偉大なる印象今日の文学
・現代文学の要望と方法について三田文学
2月
・人間性と歴史的意義行動
4月
・文章とモラル 日本現代文章講座3厚生閣書店
・ヒマラヤ登り行動
・選手新潮
5月
・中河与一の文章 日本現代文章講座8厚生閣書店
・若き日の葛西氏の芸術について浪漫古典
・緊迫した感情文芸通信
6月
・同人誌における長編小説への野心 「をろち」の作者として文学界 創刊号
7月
・春山行夫の批評について行動
8月
・コンスクンの「アドルフ」について作品
・日月潭工事行動
・私小説とリアリズムの遊離新潮
9月
・小林秀雄氏へ行動
11月
・上海の印象行動
・わが文学の主義主張-現代文学に関連して新潮
12月
・ゴルフ翰林
 

昭和10年 1935 24歳

「三田文学」時評担当となる。

1月
・恋愛新潮
・人間性の意欲的展開三田文学
・憤慨する喫茶街
2月
・作家生活革新座談会行動
・文学と俗物性の問題三田文学
・ソヴィエット大使館訪問記セルパン
3月
・再ぴ俗物性の問題三田文学
・「能動主義」「新浪漫主義」に就いての解釈あるいは意見 アンケート文芸通信
・暗雲の下早稲田文学
・行動主義批判座談会翰林
・冬行動
・現代文学における意欲の根底 「能動精神パンフレット」収録紀伊国屋出版
・昭和絵巻新潮
6月
・けしかけられた男翰林
・7月
・初夏水のハイキング-ルポルタージュ-水の上で行動
8月
・新文学のための座談会行動
9月
・嬉しかったこと、楽しかったこと、□惜しかったこと、癪にさわったこと文芸通信
・悪魔の観念について作品
11月
・膿の流れ早稲田文学
 

昭和11年 1936 25歳

住所 淀橋区東大久保
この年度の「文芸年鑑」に始めて名が載る。
12月、「人民文庫」グループで徳田秋声研究会を開き検挙される。
「人民文庫」同人
武田麟太郎高見順本庄陸男荒木巍新田潤円地文子田宮寅彦渋川驍立野信之井上友一郎石光葆金子光晴 等

1月
・作家としての心構え、覚書 アンケート新潮
4月
・菊岡久利第一詩集「貧時行」読後感翰林
5月
・牧野信一氏の死人民文庫
6月
・自殺と恋愛の諸相一公式論は有り難くない人民文庫
・中河与一氏について作品
・行動主義文学の再出発に向けて-偽りない気持ち行動文学(創刊号)
7月
・大学(12年新年号迄連載)人民文庫
8月
・汚れた雪明朗
9月
・いき若草
・市井談義「恋愛の示威防空演習と防護団員」人民文庫
10月
・夜更けの遊ぴ作品
・第3回芥川賞受賞作品「コシャマイン記」「城外」に寄す アンケート文芸通信
12月
・「故旧忘れ得べき」と「女体」行動文学
 

昭和12年 1937 26歳

1月
・新春一家言-わが紋章人民文庫
3月
・市井談義「獄舎に響く君が代の合唱」人民文庫
4月
・鶴の味人民文庫
7月
・傘作品
・今日の感想早稲田文学
10月
・夏の日記早稲田文学
12月
・市井談義「二つの風景」人民文庫
・大学の広場「学生生活短編集」収録矢の倉書店
 

昭和13年 1938 27歳

夏、中国大陸へ旅行
10月5日、父左衛士逝く

7月
・松花江都新聞
・松花江人民文庫
11月
・熱河作品
・秘境熱河(思い出の街に)スタイル
 

昭和14年 1939 28歳

住所 世田谷区北沢一丁目
母上京、同居を始める。
1月、大陸開拓文芸懇話会が設立され、会員となる。
6月、大陸開拓文芸懇話会の一員として伊藤整福田清人等と大陸に渡る。
この時、満映女優李香蘭と知り合い、その後長く友情を保ち続けることとなる。

1月
・花文体
2月
・大陸と知識人の問題都新聞
6月
・現地通信読売新聞
8月
・夢殿文学者
・最近文学の諸傾向(座談会)文学者
11月
○大学(装丁 海老原喜之助)東亜公論社
○少女赤塚書房
 

昭和15年 1940 29歳

住所:淀橋区諏訪町82 諏訪森ホテル
5月、陸軍に応召。三重県久居三十三連隊で三ヵ月の教育訓練を受ける。
11月、再招集を受け、中国山西省遼県に出征。
その後、敗戦まで中国大陸を転戦。
戦地では幹部候補生試験を受けず、一兵卒のまま過ごし、軍曹で敗戦を迎えた。
又、宣撫班として中国人民とも深く係わった。これらの経験が、「肉体の悪魔」「春婦伝」他の戦争文学の中に生かされることとなる。

1月
・風呂屋の小鳥文学者
2月
・福田清人氏の「大陸開拓」書評作品
3月
・春の話「短編四十人集」に収録厚生閣
4月
・鯉文芸
・市井の鏡早稲田文学
5月
・吉江先生の思ひ出文学者
6月
・声新潮
7月
・女の建設文学者
11月
・照れぬ文学について文学者
○強い男昭和書房
12月
・集団生活の一面文芸
 

昭和16年 1941 30歳

1月
○銃について(序 丹羽文雄・石川達三)高山書院
3月
・輸送船にて文学者
12月
○学生の情熱(自序「昭和十六年北支前線にて)明石書房
 

昭和21年 1946 35歳

2月、中国大陸での収容所生活を経て、復員。一時期四日市の実家に住む(「肉体の悪魔」ここで執筆)も間もなく上京。作家活動を再開。
兄正衛、平田紡績宗村氏、松岡工業松岡武一郎氏の援助により資本金15万円で出版社「朝明書院」設立。

9月
・肉体の悪魔世界文化
10月
・街の天使系譜文明
・渇く日々饗宴
12月
・女しゃべる文芸季刊
 

昭和22年 1947 36歳

6月8日、立野信之夫妻の仲人で小川美好嬢と結婚。電車でのふとした出会いがきっかけであった。
新居を高円寺の借家に構える。旧制中学時代からの親友松岡氏の持ち家であった。
「肉体の門」空気座により演劇化され、大当りを取る
10月杉並区荻窪に転居

1月
・獣よりも強く新女苑
2月
・悲歌新女苑
・情人クラブ
3月
・沖縄に死す風雪
・肉体の門群像
・友情女性ライフ
○男禁制世界社
4月
・女狩りの夜新文学
○肉体の悪魔実業の日本社
○大学美和書房
・崩れた街にて(現代小説第一集)収録九州書院
5月
・肉体が人間である群像
○肉体の門風雪社
○春婦伝銀座出版
6月
・女王誕生ホープ
8月
・銀座裏社会
>9月
・太行山の絵風雪
・大学の門(連載11月迄)サンデー毎日
・人間夜色オール読物
>10月
○肉体の門風雪社
○有楽町夜色林檎書房
・檻新潮
・鳩の町草話改造
・入道雲
11月
○狩られる女草野書房
12月
・霧別冊文芸春秋
・不良少女小説新潮
○獣の日ポリゴン書房
 

昭和23年 1948 37歳

長男和男誕生
肉体の門 東宝より映画化
大学の門 新東宝より映画化

1月
・不安な女風雪
>2月
・旭町界隈日本小説
・星を恋ふ男苦楽
4月
・肉体と精神(花田清輝との往復書簡)風雪
・熱海夜色モダン日本
5月
・肉体の悪魔(日本小説代表作全集15)収録小山書店
6月
・百日紅オール読物
・朝顔人間 別冊
7月
・現代詩新潮
・肉体の門(日本文芸家協会創作代表撰集1)に収録講談社
・肉塊(連載24年11月まで)小説世界
10月
・青白い腕文芸春秋
・情婦小説界
・雁帰る別冊風雪
12月
・不良少女小説新潮
・編集者恐怖症モダン日本
 

昭和24年 1949 38歳

住所:杉並区神明町
長女良子誕生
今日われ欲情す 東宝より映画化
不良少女 東横映画より映画化

1月
・新粧五人女(連載)オール読物
・蓮華観音苦楽
・冬独居群像
・刺青中央公論
・白夜行路(連載)ロマンス
・春の狐読物時事
・夜降る雪月刊読売別冊
・還ってきた夜りべらる
・真昼を生きる女(9月まで連載)新文庫
・東京ジャングルモダン日本
2月
・続肉体の門オール小説
・肉体の門 第二部群像
・女体溶けるまでにっぼん
3月
・将軍芸術別冊一号
・今日われ欲情すにっぽん
5月
・文芸放談文芸往来
・天使図別冊文芸春秋
6月
・深夜の対話風雪
・女学生群(連載)別冊文芸春秋
7月
・郷愁の乳房ホープ
・春婦以前面白倶楽部
・途上新潮
8月
・雨の夜景改造文芸
・わが生活わが文学-肉体文学作家の生活人間
9月
・避妊結婚にっぽん
10月
・大島群像
・愛の構図家庭生活
・罪を知らぬ皮膚読物街
11月
・象が通る夜文学界
・自然児世界春秋
・東京の門(連載)~S25.5タ刊読売
・東京の門(連載)~S25.5西日本新聞夕刊
・官能の流れに読物時事
 

昭和25年 1950 39歳

東京の門 東宝より映画化
春婦伝 「暁の脱走」の名で新東宝より映画化
新粧五人女 東横映画より映画化

1月
・命の秘図オール読物
・未亡人の部屋風雪
・クリスマスイヴスタイル読物版
・情熱山河(連載)12月号まで講談倶楽部
・東京の谷間(連載)12月号まで月刊読売
・愛情火山(連載)婦人生活
・都会の青草(連載)8月号まで共同通信
2月
・龍舌蘭小説新潮
3月
・女の復讐小説公園
・処女の記念日りべらる
・東京夜曲(連載)12月号まで平凡
4月
・腕巻き時計新小説
・崖上の少女別冊文芸春秋
>5月
・鳥瞰図新潮
・火のイヴ別冊文芸春秋
7月
・夜の部隊長小説新潮
・土砂降りオール読物
8月
・女の復讐 第二部小説公園
・マリアの宿文芸読物別冊
9月
・秋の風鈴別冊小説新潮
11月
・土ぼこり中央公論
>12月
・花園町界隈別冊文芸春秋
 

昭和26年 1951 40歳

美術評論家連盟理事に就任

1月
・禁断花新潮
・歌舞伎町界隈小説新潮
・情婦の火(連載)19号・20号別冊文芸春秋
・東京不夜城(連載)27年3月まで講談倶楽部
・女豹の地図(連載)12月号までロマンス
・都会の白鳥(連載)モダンロマンス
2月
・三光町界隈小説新潮
3月
・戦場の顔文芸
4月
・熱海心中オール読物
5月
・湯の町芸者小説新潮
・情熱山河・都会の青草 
「傑作長編小説全集4」に収録講談社
・妖精氷結別冊文芸春秋21
6月
・永遠に我愛す婦人生活
7月
・私は戦後派ではない(連載)27年12迄平凡
・白いヒトデ別冊文芸春秋22
8月
・野の虹オール読物
9月
・焼酎を飲む女別冊小説新潮
・狂犬別冊文芸春秋23
11月
・石仏と裸女別冊文芸春秋24
 

昭和27年 1952 41歳

二一ス国際ペンクラプ大会に日本代表として丸岡明等と参加。
次女友絵誕生

1月
・舗道の白鳥オール読物
・女剣士小説新潮
・真珠の頚飾り別冊小説新潮
・美しき暗礁(連載)ロマンス
2月
・消えた女別冊文芸春秋
6月
・肉体文学の方向文芸
・風の足跡小説新潮
・虹を呼ぷ人(連載)28年5月までキング
10月
・永遠に我愛す・私は戦後派ではない 「傑作長編小説全集18」に収録講談社
12月
・巴里の門別冊文芸春秋
・白い望楼(連載)京都新聞
 

昭和28年 1953 42歳

日本文芸家協会理事に就任

2月
・影絵の街別冊文芸春秋32
3月
・青線区域オール読物
・風のなかの都(連載)29年2月まで婦人倶楽部
4月
・失われた道徳(座談会)新日本文学
9月
・傷だらけの街面白倶楽部
・女の一生(連載)29年12月まで婦人生活
10月
・東京の門・愛情火山・春婦伝・不良少女「現代長編名作全集13」に収録講談社
11月
・荒廃の名画文芸
・土用波別冊小説新潮
・ある隣人小説公園
 

昭和29年 1954 43歳

9月13日 母明世逝く。

1月
・元宵節前夜傑作倶楽部
2月
・女との距離別冊文芸春秋38
3月
・黄土の人群像
6月
・断崖の花々(連載)30年7月までキング
・天使は生きているキング増刊号
7月
・風のなかの都傑作倶楽部
・窖の青春別冊文芸春秋40
8月
・情婦と妻講談倶楽部
・幻のTAMURA-MUSEUM-わが夢を語る-文芸
9月
・裸女のいる隊列別冊文芸春秋42
10月
・遠征幻想新潮
12月
・蕾の季節傑作倶楽部
・老娼の死オール読物
・暗い波間週刊朝日別冊
 

昭和30年 1955 44歳

1月
・わかもの改造
2月
・春の座席(連載)9月まで東京タイムズ
・残された肖像小説公園
3月
・母の花文芸
4月
・赤い帆の下で別冊文芸春秋45
・餃子時代小説新潮
5.月
・青春安吾小説新潮
・夜の陸橋オール読物
7月
・ある死文芸
8月
・蝶別冊文芸春秋47
・ある勝負小説新潮
9月
・炎の絵小説公園
11月
・見知らぬ季節小説新潮
 

昭和31年 1956 45歳

7月、第28回国際ペンクラプ大会にオプザーバーとして参加のため、夫人同伴で渡欧、32年3月まで巴里に滞在。欧州を漫遊する傍ら巴里では藤田嗣治ら画家達とも交流し、自らも絵画教室に通うなどして、多くの美術作品を創作した。

1月
・乳母車物語小説公園
・札つき女講談倶楽部
2月
・さまよう青春キング
3月
・青鬼中央公論
・白い麻薬文芸
4月
・流れ雛小説新潮
・菊根分オール読物
5月
・地獄は薔薇でいっぱいだ(連載)週刊サンケイ
・ある死「日本文芸家協会創作代表撰集17」に収録講談社
6月
・逃げた魚別冊文芸春秋52
・新蝶々夫人小説新潮
・不良女学生小説倶楽部
・私はもう帰らない(連載)32.3まで産経時事夕刊
7月
・ところてん文学界
・青線の女たちキング
・裸婦図講談倶楽部
 

昭和32年 1957 46歳

3月、欧州より帰朝

5月
・重い車輪中央公論
・鐘の音文芸春秋
6月
・四年目の女オール読物
8月
・緋色のマントキング
・切れ長の眼小説新潮
・白い脂肪講談倶楽部
10月
・真昼の霧講談倶楽部
11月
・勁い草小説新潮
12月
・崩れた壁講談倶楽部
・砂地別冊文芸春秋57
・東京の秘密(連載)33.7まで東京タイムズ
 

昭和33年 1958 47歳

三女青絵誕生

2月
・真昼の女小説倶楽部
・実験動物別冊文芸春秋62
4月
・黄昏時の秘密講談倶楽部
・餅肌の女小説新潮
6月
・夏の花小説倶楽部
7月
・裾貧乏週刊新潮
8月
・法事帰りの女小説新潮
・タ顔の垣講談倶楽部
・肉体の門「現代日本文学全集88」収録筑摩書房
10月
・母の情人別冊小説新潮
・若い河婦人生活
 

昭和34年 1959 48歳

現代画廊の経営を始める。(36年ころまで)

1月
・痣のある女小説新潮
2月
・定窯の壷日本
3月
・姦通小説新潮
・襲撃週刊新潮
4月
・怠け者の弁早稲田文学
5月
・愛の断層講談倶楽部
7月
・肌の孤独小説新潮
・愛の歴史「現代長編小説全集33」収録講談社
12月
・伊勢湾台風小説新潮
 

昭和35年 1960 49歳

2月
・群狼の街(連載)12月号まで講談倶楽部
4月
・虫群像
・奇妙な夜小説新潮
9月
・埴輪の女オール読物
11月
・消えた歌小説中央公論
12月
・ピカソの女小説新潮
 

昭和36年 1961 50歳

現代画廊廃業

2月
・色女房小説新潮
3月
・自分の肌講談倶楽部
6月
・煙管群像
7月
・息子の愛人小説新潮
8月
・火線の女講談倶楽部
10月
・肉体の門を書いたころ群像
・妻に刺青を小説新潮
 

昭和37年 1962 51歳

阿川弘之とともに東南アジアに旅行

1月
・不死鳥別冊小説新潮
・わが文壇青春記(連載)12月号まで小説新潮
2月
・わが小説-春婦伝朝日新聞
・罪を呼ぶ肌講談倶楽部
5月
・アンコール暮色小説新潮
6月
・花模様のある寝台講談倶楽部
7月
・二丁目新景別冊小説新潮
8月
・ある香港人群像
10月
・紫陽花別冊小説新潮
・青の情事講談倶楽部
12月
・文士気質の自己診断(高見順との対談)風景
 

昭和38年 1963 52歳

肉体の門 「女体」の名で東宝より映画化

2月
・女体追跡小説新潮
・裸婦と画商小説現代創刊号
5月
・蝶の巣小説新潮
6月
・女画商小説現代
8月
・傷ついた夏週刊女性
11月
・群馬調教小説新潮
12月
・隠沼小説現代
 

昭和39年 1964 53歳

ドキュメント映画「新女・女・女物語」を監督
肉体の門・春婦伝 日活より映画化

1月
・女拓(連載)12月号まで中央公論
3月
・男鹿群像
4月
・金婚の志賀先生朝日新聞
5月
・暗い渇き小説現代
6月
・その代償小説新潮
8月
・白い歯小説新潮
・もっとも印象に残った批評群像
・対談おんなの話 対北原武夫風景
9月
・蝗文芸
・ある結実婦人生活
10月
・通り魔小説現代
11月
・地雷源群像
・見えない傷小説新潮
 

昭和40年 1965 54歳

日本文芸家協会代表として奥野健男、大原富枝とともにソ連作家同盟の招待で9月ソビエトヘ。
ソ連船バイカル号で横浜を発ち、シベリア鉄道経由でモスクワに入り、ソ連作家同盟と新日本文学会の文学シンポジュームにオブザーバーとして参加ののち、ソ連各地やポーランド、チェコで文学者と交流。
その後、南仏からスペインに遊ぴ、11月、巴里のモンパルナスで交通事故の為骨折入院した。

1月
・鴎小説新潮
2月
・戦場と私-戦争文学ともう一つの目朝日新聞タ刊
3月
・一つの日没小説新潮
5月
・短刀小説新潮
6月
・逢わなかった男(長谷川利行のこと)風景
8月
・極北の人(逸見猶吉のこと)風景
・黒い鴉群像
・山上陣地オール読物
・黄塵に消える小説現代
9月
・静かなる日没 志賀直哉の晩年風景
・男たちの河小説新潮
10月
・完壁な近代作家-高見順群像
・最低の自画像小説現代
 

昭和41年 1966 55歳

日本ペンクラブ専務理事 日本近代文学館理事に就任
ドキュメンタリー映画「シャッター 0」を監督。
茨城県笠間市郊外に文学碑完成。5月除幕式。
碑には作品集「女拓」中の「獺の女」の一節「男と女の間には愛でもない欲情でもないもっと神秘なものがある」が刻まれ、朝井閑右衛門筆の裸婦像が描かれている。

2月
・鯉のいのち小説新潮
5月
・春婦伝・破壊された女「昭和戦争文学全集3」に収録集英社
6月
・崎形小説新潮
・閃光のなかの顔小説現代
・密猟者オール読物
8月
・市場の蝿オール読物
9月
・失われた男群像
10月
・白い噴炎別冊小説現代
・水筒のなかの男小説新潮
・現代と作家 田辺茂一との対談風景
 

昭和42年 1967 56歳

住所新宿区西大久保
7月11日脳血栓のため倒れ日比谷病院に40日間入院ののち、信州鹿教湯温泉にて半年ほどリハビリに努め、回復。
しかし、これ以後、歩行には杖と足に歩行金具の着装とが必要となる。

1月
・深い傷のなかでオール読物
・悪銭別冊小説新潮
2月
・黄色恐怖小説新潮
3月
・縞のあるガラス小説現代
5月
・居酒屋にて小説新潮
6月
・重い空の下でオール読物
7月
・一寸の虫別冊小説新潮
8月
・包囲のなかでオール読物
9月
・浮き藻たち小説新潮
・裏切りの構図小説現代
 

昭和43年 1968 57歳

住所世田谷区代沢

1月
・脳卒中との孤独な戦い文芸春秋
・肉体の悪魔他6点 「日本現代文学全集94」に収録講談社
3月
・肉体が人間である 「昭和批評大系」に収録番町書房
5月
・肉体の悪魔「現代文学大系」に収録筑摩書房
 

昭和44年 1969 58歳

4月
・列外放馬の感新潮
5月
・肉体の悪魔他5点 「日本文学全集67」に収録集英社
6月
・ころんでも必ず起きる東京新聞タ刊
11月
・冥土の話群像
・馬は誰のもの小説新潮
・愛の歴史他5点 「現代長編文学全集27」に収録講談社
 

昭和45年 1970 59歳

2月
・死ぬということ風景
4月
・ながれ藻別冊小説新潮
・わかれ旅オール読物
6月
・人間と機械早稲田文学
10月
・肉体の門「日本の文学」に収録中央公論社
 

昭和46年 1971 60歳

1月
・昨日の花々別冊小説新潮
2月
・激しい血風景
3月
・檻「兵士の物語」に収録立風書房
4月
・自由な女の季節別冊小説新潮
7月
・もういない女別冊小説新潮
8月
・夕日炎々群像
11月
・「春婦伝」わが青春-長い長い冬のあと-間題小説増刊号
 

昭和47年 1972 61歳

11月京都で行われた、日本ペンクラブ主催 日本文化研究国際会議に運営委員会代表委員として参画、大会成功のため尽力した。この時の総委員長は川端康成であった。

1月
・戸山ケ原別冊小説新潮
3月
・美術の鑑賞産経新聞タ刊
4月
・タ日に踊る別冊小説新潮
5月
・火野葦平氏の死の構築新潮
7月
・死の密会小説宝石
9月
・白い夏小説新潮
11月
・金の愛、銀の愛小説宝石
12月
・含羞の人・「桜」のころ 「坂口安吾研究」に収録冬樹社
 

昭和48年 1973 62歳

日本ペンクラプ副会長に就任

3月
・夜霧の女たち小説宝石
・雪子小説新潮
・蝗 「現代日本文学大系」に収録筑摩書房
4月
・新宿日常小説新潮
6月
・愛が逃げてゆく小説宝石
・私の愛蔵品-ギリシャの古壼群像
7月
・おいしい話小説新潮
・赤筒風景
8月
・乱れ咲く花々週刊小説
10月
・たのしかりきわが陣地小説サンデー毎日
・女たちの真夜中別冊小説新潮
11月
・情熱の喪章小説宝石
・みだれとぶタ灼け雲週刊小説
・川端さんの古美術好き(月報)川端康成全集
12月
・北原武夫追悼-北原武夫を悼む文芸
・北原武夫の死新潮
 

昭和49年 1974 63歳

1月
・冬の道別冊小説新潮
2月
・北国への旅週刊朝日
3月
・罠にかかった女週刊小説
6月
・夏は巡り来ぬ週刊小説
8月
・暑い夏週刊小説
11月
・花は枯れない週刊小説
・季節の涯小説宝石
・夜霧小説CLUB増刊
 

昭和50年 1975 64歳

2月
・結婚の賭小説宝石
3月
・艶情京劇の女小説CLUB増刊
・乾いた砂地小説小説
5月
・愛ある運河週刊小説
6月
・愛欲の果てに問題小説
・タ映えの幻花小説宝石
・成熟の季節週刊小説
7月
・はるかなる愛の戦場別冊小説CLUB
8月
・暑い夏週刊小説
9月
・乾いた舗道別冊小説CLUB
10月
・わが夏の花々週刊小説
11月
・悶える紅葉別冊小説CLUB
・結婚の賭小説宝石
12月
・愛しあう二人週刊小説
 

昭和51年 1976 65歳

1月
・吹雪の街で小説現代
2月
・白い遍歴別冊小説CLUB
4月
・ある女の華燭小説宝石
6月
・乱れ咲く花々週刊小説
7月
・女の選択別冊小説現代
 

昭和52年 1977 66歳

1月
・失われた愛の季節月刊小説
9月
・泥のような愛小説宝石
11月
・有縁ぱなしオール読物
 

昭和53年 1978 67歳

1月
・超美人ではないオール読物
 

昭和56年 1981 70歳

9月4日軽井沢の別荘で脳血栓のため、倒れる。
奥野健男氏と老酒を痛飲しつつ文学を語り合った翌朝の事であった。

 

昭和57年 1982 71歳

この頃より糖尿病を併発し入退院を繰り返す。
 

昭和58年 1983 72歳

11月2日
飯田橋の警察病院で永眠 告別式は世田谷の自宅で行われ、丹羽文雄、李香蘭、朝井閑右衛門等各界から多くの友人が参列した。
西武所沢霊園に眠る。